家庭内のモラハラ対策を解説

旦那や妻のモラハラ行為に対する効果的なモラハラ対策とは?


モラルハラスメント、略してモラハラとは、直接的な暴力ではなく、態度や言葉を使った攻撃のことです。
例えば、無視をされ続けると落ち込みますよね。
暴力ではありませんが、家庭内で意見を無視・ないがしろにされ続けるようなモラハラを受けると、物凄く苦痛です。


しかしモラハラは、加害者は加害意識がないことがほとんどです。 モラハラ行為を「注意してあげている正しい行為」などと思っている人さえいます。 では、夫や妻からのモラハラ行為に対してどういう対策を取ればいいのでしょうか? ここでは、モラハラ行為に対してとれる対策を具体的にお教えします!

モラハラ対策に対して取れる効果的な対策とは?

夫や妻からのモラハラに対してどのような対策を取ればいいのか、いくつかご紹介してみます。

過剰に反応せず受け流す

モラハラをする側にとって一番の対策は、いちいち反応しないことです。
モラハラのほとんどは、余計なアドバイスや罵倒です。それに従ったり、謝ったりすると、モラハラ夫や妻が増長してしまいます。

最初は怖い思いをするかもしれませんが、「都合よくコントロールできない人間だ」と認識してくれるまで、受け流し続けましょう。

家族や友人に相談する

モラハラを受けている人は、どうしても自分1人で悩みを抱えがちです。
ですが、1人で思い悩んでいると精神的ストレスが大きくなっていくでしょう。


家族や信頼できる友人がいたら、相談するのも対策の一つです。場合によっては夫婦の間に入ってくれるかもしれません。

証拠を集める

第三者から見ても、明確なモラハラの証拠を集めることも対策のひとつです。


モラハラ夫や妻との会話の音声を残しておく、日記にその日受けたモラハラについて書いておく、メールや手紙、LINEでのやり取りを取っておく、ものに当たる様子を撮影しておく…などを行いましょう。
モラハラをやめてほしいと伝えても、「自分はモラハラなどしていない」と知らないふりをされるケースも多いです。

このような第三者から見て明確な証拠となれば、モラハラ旦那や妻もシラを切り通すことはできないはずです。
もちろん、モラハラを受けた証拠を残しておけば、最悪離婚となった場合も、こちらに有利に話を進めることが可能です。

病院で診察してもらい、診断書をもらう

モラハラを受け続けていると、精神が非常に落ち込んでいきます。


仕事や家事が手につかなくなり、それをまた注意されてしまうという良くないループに入り込んでいませんか?


そういった方は心療内科などを受診してみましょう。多少抵抗があるかもしれませんが、長引く気分の落ち込みの解決の糸口として病院の先生に相談は欠かせません。


また、その憂鬱さに対して病名がつけば、モラハラに対しての明確な被害ということになります。
診断書もモラハラ対策のための証拠として取っておくことができます。

モラハラ・DV専用の相談窓口や弁護士に相談

モラハラ対策として、自治体の相談窓口や弁護士に相談するというのもあります。


お住まいの地域の配偶者暴力相談支援センター、DV相談窓口などがあります。
親身になって相談に乗ってくれるはずです。
もし、モラハラの度合いがひどい場合は弁護士に相談すれば、別居する方法やスムーズに離婚する方法なども教えてくれます。


別居する

モラハラの対策として、モラハラしてくる人と距離を置くという対策は有効です。
自分の心を守るためにも、早めに離れておくのが良いでしょう。


お子さんがいれば、そのお子さんの成長に影響を与えかねませんので、やはり早めのモラハラ対策として別居はおすすめです。
自立が難しければ、実家や親せきの家に置いてもらう、というのでも構いません。
モラハラしてくる人から離れ、完全にあなたの味方になってくれる人のそばに行きましょう。


離婚する

最終的なモラハラ対策として離婚調停に持っていくというのがあります。
もちろん、モラハラが原因ですんなり離婚できればいいですが、双方の言い分が食い違う場合など、離婚調停に持っていくのも手です。
離婚調停に持ち込めば、調停委員が双方の言い分を聞いた上でスムーズに話し合いを進めてくれます。


もちろん、モラハラに対する慰謝料についても話し合いが行われます。
モラハラが原因で離婚する場合、夫婦の話し合いが困難なことが多いため、離婚調停を行うケースが多いです。


モラハラ対策をしっかりとろう!

モラハラは体に傷が残ることもないため、受けていることが分かりづらいものです。
ですが、モラハラは人間としての自尊心を傷つけられ、ストレスが大きいものです。


また、モラハラを受けている本人自体も自覚がないこともあります。
その場合、「自分が我慢すれば」「自分が悪いのだから」などと思い、被害を拡大させています。


もし、夫や妻からモラハラ行為を受け続けていると自覚したのであれば、ここでご紹介したモラハラ対策を参考にしてみてください。


離婚に関連する記事