男性が離婚することで困るかもしれないデメリット

男性が離婚した時のデメリット、意外と失うものが多い男性の離婚


「離婚したいけど、子どもと離れ離れになるのはいやだ」とか、「生活面の不安を考えると離婚するのを迷ってしまう」 など、さまざまな理由から離婚を迷っている男性は多いのではないでしょうか?


そこで、ここでは男性(夫)が妻と離婚した場合に考えられるデメリットはなにか、くわしくご説明していきます。 真剣に離婚をお考えの男性の方のお役に立てばと思います。


男性が妻と離婚した場合のデメリット

1人で全ての家事をしなければならない


夫が妻と離婚した場合、実家に帰らずひとり暮らしをするときは全ての家事を1人でしなければならないのがデメリットです。


たとえば、料理や洗濯、掃除…など、仕事をしながら全ての家事をするとなるとかなりハードです。


独身時代や単身赴任など一人暮らしの経験がある男性ならまだしも、全く家事をやったことがなく妻任せだった方にとって、突然全ての家事がのしかかってくるというのは、かなり厳しいかもしれません。
そこまで考えて、離婚を検討した方がよさそうです。

子どもに会えなくなる可能性がある

子どもがいながら離婚をした場合、日本では圧倒的に妻が親権を持つことが多いです。
男性が親権を持つケースは、わずか16%程度といわれています。


お子さんが妻側に引き取られた場合も、面会交流を行うのは、非親権者、およびお子さんの権利です。
しかし、なんらかの事情で面会交流を認めてもらえない場合(お子さんが強く拒否している、など)はお子さんに会うことができません。


また、ほとんどの場合面会交流の取り決めがあったとしても、会う回数が減っていくことが多いです。

子どもはあっという間に大きくなってしまい、しばらく会わないでいると、次に会った時何を話せばいいか困ってしまうこともあるようですね。


孤独感に悩まされるかも


夫が離婚した場合のデメリットに孤独感に悩まされるというのがあります。
結婚生活を送っている間、ご近所付き合いをこなしていましたか?


もし妻に任せきりであったのなら、うまくご近所と付き合っていても、離婚後ご近所付き合いもなくなってしまうかもしれません。


「学生時代の友だちや職場の同僚がいるから大丈夫」と思う方も多いでしょうが、学生時代の友だちや同僚も、ある程度の年齢だとほとんどの方が結婚し子どもを持っているはずです。


バツイチ男性の誘いに毎回乗ってくれるとは限りません。


家族がいるからと断られることもあるでしょうし、誘いに乗ってもらっても、相手が既婚者なら家族の話をされて疎外感や余計に寂しさを感じる可能性もあります。


家族がいるからと断られてしまい、1人で寂しく過ごす可能性も考えざるを得ません。

離婚後しばらくのうちは1人になった開放感から自由に飲みに行ったり、趣味を楽しんだりと孤独感を感じないかもしれません。
しかし、しばらくたつと仕事後家に帰っても電気もついておらず1人で過ごすのはかなりの精神的ダメージになっていくでしょう。


ほとんどの男性が離婚のダメージにこの「孤独感に悩まされる」というのをあげるようですね。

経済面の不安

離婚後、女性だけでなく男性側も経済的不安に陥ることがあります。
離婚したことで生活に困る男性は意外と多いそうです。


離婚の際、夫婦で財産分与をしなければなりません。
妻が専業主婦の場合も、夫が仕事で稼いだお金は夫だけのものではなく、婚姻中に築いた共有の財産は夫婦で分けると決まっています。

また、離婚の原因が夫側にある場合、慰謝料を支払うケースも多いです。


さらに、子どもが未成年の場合は成人するまでの間養育費を支払わねばなりません。

まだ子どもが小さい、お子さんの数が多い…などの場合、養育費の支払いが長期間にわたるため、金銭的負担が非常に大きいです。


また、持ち家にローンが残っている場合に妻がその家に残り、自分が賃貸に引っ越すとなると二重にローンを支払う可能性もあります。

再婚できると限らない


夫の離婚のデメリットに、必ずしも再婚できると限らないというのを覚えておきましょう。


離婚前、すでに新しいパートナーがいて、離婚が成立したら再婚しようと考えている男性も多いと思います。
しかし、離婚したことで慰謝料や養育費など多額の債務を負ってしまったとき、パートナーはすんなり結婚してくれるでしょうか?


離婚による慰謝料や養育費の問題などは、再婚するのにデメリットしかありません。

再婚できないとなると、一生自分1人で生きていかねばなりません。

健康面の不安

夫が離婚で1人になると、健康面の不安が生じるのもデメリットです。


妻が専業主婦、あるいは共働きでも、食事に気を使ってくれる人がいると、結果として健康に気を使ってくれることになります。
しかし、1人になると健康面のメンテナンスのために掛けられる時間が減ることが多いです。
また、自分で管理していなかった場合はなおさら上手く気を使うことができないでしょう。


面倒だからと外食やコンビニ弁当ばかりになったり、寂しさを紛らわすために大量にお酒を飲んだりと不健康な生活を送りがちです。
もし、病気になっても看病してくれる人もおらず、回復も遅くなるでしょう。


まとめ

夫が妻と離婚した場合に考えられるデメリットを詳しくまとめてみました。 離婚するまでは「とにかく早く離婚したい」という気持ちが先走るはずです。


でも、よく考えてもみてください。
離婚したとき、デメリット以上のメリットは得られるでしょうか。

離婚を決めてしまう前に、そのことも含めてよくよく検討されることをおすすめします。
もし離婚という選択肢が遠ざかったのなら、夫婦でしっかり話し合いの場を持ち、夫婦関係を修復できるよう努めてみてはいかがでしょうか。


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