玄関の防犯対策についてご紹介します。

玄関の防犯対策!玄関からの侵入窃盗を防ぐ方法とは

玄関からの侵入窃盗を防ぐ効果的な方法とは?

空き巣や押し込み強盗など、侵入窃盗の犯人が住居に侵入する経路として最も多いのが窓ですが、玄関から侵入されるケースもあります。


玄関の鍵を掛けて出かけるから、空き巣に侵入される心配は無いと思っている人もいるかもしれませんが、それは間違いです。
玄関に鍵を掛けていたとしても空き巣などに侵入される危険はあります。
空き巣などの侵入窃盗がどのようにして玄関から他人の住居に侵入しているのか、主に使われる手口が4つあります。

  • ピッキング
  • サムターン回し
  • ドアのこじ開け
  • 無施錠

ピッキングは聞いたことがある人も多いと思いますが、特殊な工具を鍵穴に通して開錠する方法です。

ピッキングの他にも、サムターン回しやドアのこじ開け、鍵の無施錠などで空き巣は住居に侵入します。



このように、玄関をしっかり施錠したとしても、空き巣が侵入する危険があります。
空き巣などの侵入窃盗から家を守るために、玄関の防犯対策について考えなくてはなりません。


玄関の5つの防犯対策


1.防犯効果の高い鍵


ピッキング防止の方法として、ピッキングで開錠するのが難しい防犯効果の高い鍵に変更する方法があります。


狙われやすい鍵穴として、ディスクシリンダーキーや単列ダンプラーキーなどがあります。
この鍵を使っている住居は空き巣などの標的にされる危険が非常に高いです。

では、ピッキングに強い鍵とはどのような鍵のことでしょうか。
ピッキングに強い鍵はいくつかありますが、そのなかでも特に3つの候補を挙げることができます。

  • ディンプルキー
  • パスワードキー
  • 電子キー

この3つの鍵がピッキングに強い鍵です。
最近はスマートホームなどの流行りで、玄関に電子キーを取り入れている住宅も多くなっています。


また、電子キーやパスワードキーは、後から設置することもできるので、通常のシリンダーキーをまだ使っている家では、ディンプルキーや電子キーに交換することをおすすめします。

2.1ドア2ロック以上


先程はピッキングに強い防犯効果の高い鍵についてご紹介しましたが、玄関の鍵は1つではなく、2つ以上の鍵を取り付けることで、より高い防犯効果が期待できます。


空き巣などがピッキングなどの手口を使って家に侵入しようとしたとき、開錠に5分以上の時間がかかると犯行を諦めると言われています。


防犯効果の高い鍵を2つ以上取り付けることで、開錠にかかる時間が長くなり玄関からの侵入をあきらめさせることができます。


3.サムターン回し防止

空き巣の玄関からの侵入手口でサムターン回しという手口があります。
サムターン回しとは、玄関の扉にドリルなどで穴を開け、その穴に先が曲がった鉄の棒を差し込み、ドアの内側の鍵のツマミを操作して鍵を開ける手口のことです。


このサムターン回しの対策として、鍵のツマミ部分をガードすることができるサムターンカバーを取り付けたり、サムターンを押し込まないとツマミを操作することができない物に交換するなどして防ぐことができます。


4.こじ開け防止のガードプレート

扉のこじ開けとは、バールなどの工具を使って玄関の扉を無理やりこじ開ける侵入手口です


これをやられると、玄関の扉全てを交換する必要があり、また無理やりこじ開けられて変形した扉を目の当たりにすると、精神的にも恐怖と大きなショックを受けます。


こじ開けの対策として、玄関の扉にこじ開け防止のガードプレートを取り付ける方法があります。

ガードプレートをドアに設置することで、バールなどを挿し込む隙間を失くすことができます。


5.防犯カメラの設置

玄関の天井など目の付く場所に防犯カメラを設置することで空き巣などの標的にされる危険を減らすことができます。


防犯カメラを設置するのは、警戒しているという意思を外の人間に示すことができます。
空き巣などの犯人も、警戒心が強い家をわざわざ狙うようなことはせず、犯行をあきらめます。


玄関周辺の防犯のための環境作り

玄関の防犯対策について5つの方法をご紹介しました。これらの防犯対策を行うことで、玄関から空き巣に侵入される危険はかなり小さくすることができます。


しかし、ここでご紹介した防犯対策を行っていたとしても、空き巣の標的にされなくなったわけではありません。

空き巣は一戸建てだけでなく防犯カメラやオートロックの付いたマンションにも侵入することがあります。


空き巣に狙われない、侵入窃盗の被害に遭わないためには、防犯意識と環境作りが必要になります。


  • 玄関の前に身を隠せる場所を作らない
  • オートロックを過信しない
  • 玄関の電灯が切れていたら交換する
  • 玄関前にゴミなどを放置したままにしない
  • 洗濯物を干しっぱなしにしない・洗濯物を干したまま出かけない
  • 郵便受けに郵便物をそのままにしない
  • 通りから玄関の見通しが悪くなっていないか

など


鍵を交換したり防犯カメラを設置したとしても、家の玄関まわりや周辺の環境が空き巣などに狙われ易い環境になっていては防犯効果がありません。
防犯対策は、防犯に意識して、空き巣などが嫌う環境がどんな環境なのかを考え環境を整える必要があります。


これから自宅の防犯対策をする際には、空き巣などに狙われない環境作りにも意識して対策を行ってください。


防犯に関連する記事