防犯効果が高い鍵の種類と、空き巣被害対策

空き巣を防ぐ効果的な玄関ドアの鍵はどれ?防犯性の高い鍵を解説


私たちが思っているよりも、私たちの周りには犯罪が溢れています。

日常生活を送っていただけなのに、犯罪に巻き込まれる羽目になってしまった。
そのような人は少なくないのです。つまりこれは、いつ自分が被害者になるのか分からない状況だということを意味します。


それほど、犯罪は身近に存在するのです。

そんな、身近な犯罪の一つが空き巣。


ある日、帰宅してみると家の鍵が開けられていて、家の中が荒らされ、大切な物が無くなっていた。考えただけで恐ろしい状況です。
そんな身近に溢れている犯罪に対して、私たちはどのようにして、自らを守っていけばいいのでしょうか?


今回は、空き巣被害に遭わないための自衛方法のひとつ、防犯効果の高い鍵について紹介していきます。


あなたの家は大丈夫ですか?知っておきたい鍵についての知識

あなたは、自分の家の鍵の種類をご存知ですか?


実は、この質問に答えられる人は、それほど多くありません。
なぜなら、多くの人にとっては、鍵は種類に関わらず、とりあえず掛けておけば大丈夫だという認識があるからです。


しかし、最近ではピッキングの道具も技術も進歩しているので、いつまでも古い型の鍵を使っていることがリスクになっているのです。
空き巣を行う犯罪者は、そのような古い型の鍵を設置している家を見つけて空き巣に及んでいます。


逆を言えば、鍵を確認して空き巣を断念する犯罪者もいるということ。だからこそ、鍵の種類が大切になってくるのです。
空き巣が嫌がる鍵を使うことで、あなたの資産を守れる可能性が高まります。

そこで、まずは鍵の種類について知ることから始めましょう。


防犯効果の高い鍵とは?


防犯効果が高いとされている鍵には、いくつかの種類があります。
それが、以下の物です。

  • ディンプルキー
  • ロータリーディスクタンブラーキー
  • 暗証番号キー
  • カードキー

それでは、一つずつ紹介していきます。

ディンプルキー

ピッキングに強いといわれているのが、ディンプルキーです。


「鍵」と言われてすぐに思いつくギザギザした鍵(ディスクシリンダー錠)とは見た目からして全く違い、金属製の板にくぼみをつけたものとなっています。

鍵のシリンダー内部が従来のものより複雑になっており、針金や工具をねじ込んでピッキング、というような手段は使えなくなっています。


一般的な鍵とは違いディンプルキーは合鍵の作成に専用マシンが必要なため、高額になりがちというデメリットがあるのですが、それだけ防犯効果が高いということができるでしょう。

ロータリーディスクタンブラーキー

こちらも、ピッキングに強いという特徴があります。

従来型の鍵の構造を複雑にしたもので、正しい鍵を差し込むことで鍵穴内部の機構が回る、という特徴を持っています。

内部の機構を外から工具を突っ込んで回転させることは非常に難しく、ピッキング対策として効果が高いと言えます。

また、もう一つの特徴として、料金がディンプルキーと比較して安いことも挙げられます。また、従来の鍵穴との互換性も高いので、簡単に取り換える事ができるというのも特筆すべきポイントとなっています。

暗証番号キー

こちらのタイプは、従来のように鍵でロックを解除するのではなく、暗証番号を入力することによってロックしたり、解除したりするという仕組みとなっています。

暗証番号は、簡単に何度でも変更することができるので、セキュリティ面で優れているといわれています。
また、鍵を持ち歩くことがないので、紛失したり盗まれるというリスクもありません。

カードキー

カードキーとは、名前の通りカード型の鍵のことで、ホテルなどで使用されることが多いタイプのもの。
カードキーの場合、当然ですが鍵穴がないのでピッキングの心配はいりません。また、複製する事が難しいので、防犯効果は非常に高いといえるでしょう。


その他の防犯対策


上記では、防犯効果が高い鍵について紹介してきました。 ここでは、その他の防犯対策について紹介していきます。

複数鍵を設置する

当然ですが、鍵は一つよりも二つの方が防犯効果は高いといえます。


なぜなら、ロックを解除するのに、それだけ時間がかかるからです。そのため、複数鍵を設置するというのも、効果的な防犯対策となるのです。

CPマークがついた製品にする

鍵にはCPマークというものが存在します。
CPマークは、防犯建物部品であることの証明で、官民合同によって定められた試験をクリアした、防犯性能に優れた製品なのです。


このマークを確認しただけで、空き巣を諦める犯罪者も少なくありません。


ピッキング、サムターン回しを防ぐグッズを設置する

ピッキングと同様、空き巣被害で多いのがサムターン回しという方法。
サムターン回しとは、ドアの周りにある隙間から細い器具を差し込み、それによってロックを解除するというものです。


酷いケースになると、ドリルなどで扉に穴を開けられるといった被害も存在します。

こういった被害に遭わないようにするためのグッズがサムターン回し防止グッズ。
これらのグッズは、定価も安く取り付けも簡単なので、すぐにできる防犯対策といえるでしょう。


まとめ

空き巣による被害は、私たちが思っているよりも少なくありません。
つまり、いつ自分が被害者になってもおかしくないということ。
だからこそ、日頃からの対策が大切になってくるのです。


鍵を変えると聞くと、時間も費用もかかるので、面倒くさいと思う人もいるかもしれません。
しかし、安全な日常を守るためには、防犯意識を持つことが大切になってくるのです。
ちょっとした意識の違いで、被害に遭うか遭わないのかが分かれてしまいます。被害に遭ってからではすでに手遅れです。


だからこそ、いま一度、自宅の鍵について考えてみる必要があるのです。

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