車両を用いた調査に関して

車両を用いた調査に関して

 今日は、緊急事態宣言の継続・終了が論じられる昨今いかがお過ごしでしょうか?

我々探偵といたしましては、やはり不貞をされる方はどのような状況であってもされるのだな、というのが感想です。

我々といたしましても、感染予防のため、マスク着用の厳守、小型ボトルでの消毒液の携行と、車両・機材の使用毎の消毒など対応に追われております。

さて、今回は私どもの行う車両を用いた調査に関して述べていこうと思います。

調査対象が車両を主な移動手段とする場合、並びに密会の場所を車でされる者もいます。ここ最近のコロナ情勢の煽りを受けてか車両により移動し不貞に及ぶ者は例年と比べ増えているようにも感じています。

そういった場合我々も車両を用いた調査を行います。

通常すでに既存機材、準備が整った社用車を用いるのですが、場合によっては車両の乗り換えが必要であったり、急遽出先で車両を用意する必要がございます。

こういった場合に備え、当探偵社では、車両対応用のキットを自作し、こういった場合にも対応できるよう各担当者に持参させて調査にあたっています。

車両を用いた調査にあたって一番避けなければならないのは、言わずもがな調査対象に調査車両が認知・認識されることです。

当探偵社の担当陣は、これに備えた運転技術を習得しています。

一方で対象が一定の施設に入り、これを車両から調査しなければならないような場合、対象による調査車両の認知・認識のリスクは増大してしまいます。

施設に入るときに見た車両が、施設から出るときにもあれば、やはりその車両に対して興味を持ってしまうのです。

これに対しては、探偵社毎の対応がありますが、当探偵社では可能な限り車両の変更、それができないような場合は、調査方法を拡張することで対応に当たっています。

より具体的には、担当者をドライバーと尾行調査員に分け、ドライバーは確実に対象から認識されない位置で尚且つ、施設から車で発車する場合にどの方向にも追跡できる位置に陣取り、尾行調査員は対象が施設に居ること、そして施設を出る場合は車両を用いているか、用いているならどの出口からどの方向に発車するかを伝えるのです。

これにより、車両を対象に認知・認識されることなく調査することができます。

車両を対象に認知・認識されてしまうと、対象に調査の存在が怪しまれるばかりでなく、以降の調査にあってもいわゆる自粛をしてしまう可能性があります。

私ども探偵は、常に対象に認知・認識されず、普段の状態の対象を調査する必要があるのです。