【後編】自業自得?マッチングアプリの不倫情報流出 新種のセクストーション増加中

【後編】自業自得?マッチングアプリの不倫情報流出 新種のセクストーション増加中

前回の続き

九州で浮気調査・素行調査を専門に行う赤井探偵事務所−福岡の吉田です。セクストーションとは何かについて、説明しました。

後編にあたる今回は不倫や浮気相手を探すためマッチングアプリを使うことがいかに危険かを新種のセクストーションについて考えていきましょう。

アシュレイ・マディソンの登録者情報流出事件

前編に記載したとおり「人生一度。不倫をしましょう。」などと不倫交際を推奨する経営方針なんてしてるものだから、2015年7月、サイトの閉鎖をもくろむハッカー集団に利用者の個人情報が盗まれ、同集団によって、8月18日にユーザー約3200万人の個人情報がウェブサイト上に公開された事件が起こりました。

当時、この事件は大々的に報道されましたが、この事件の余波が2020年に起こっており、これから増えていくと考えられます。

その理由は、この事件の情報流出先はダークウェブと呼ばれる暗号化を用いたサイトで、一般的にはたどり着くことが困難な場所に公開をされていたのですが、年月が経ち私達のアクセスが容易な一般的なサイトなどに出てくるようになったことです。

比較的容易に流出情報にアクセスが出来るようになれば次に起きてくるのが、これを用いたセクストーション型の脅迫です。

新種のセクストーション

今回2020年にアメリカで起きた事件では、このマッチングアプリに登録していた事実をもって脅迫が行われました。

もちろん、健全な出会いを求めて登録する人には何ら問題はありません。

しかし、実際は結婚していることを隠して登録していた人などの不倫がバレては困る後ろめたい人に「登録情報ををバラすぞ」であったり「アプリでやりとりをしていた事実をバラすぞ」と脅されるとどうなるでしょうか。

まだ、日本では不倫を目論んでマッチングアプリをしていた情報が漏れてセクストーションが行われたという探す限りニュースは出ていません。しかし、多くの人は火遊びのつもりで家庭までは壊したくない、このようなセクストーションが行われたら水面下で脅迫に屈して支払いをしてしまうのではいでしょうか。

不倫や浮気は許されない行為ですし、必ずバレます。上記のようにセクストーションの被害にあう危険性を犯すより家庭に目を向けた方が良いのではないでしょうか。今回は海外の事件を基に警笛鳴らしましたが、対岸の火事とは言えません。

気軽に浮気をしようと考えず、このような浅慮の覆轍を後輪の戒めとしてください。